さあ4日目、今回の旅のメインとなる1日がスタートです。
今日は、フェリーで香港に向かい、昼食後に視察研修を行い、夕食の北京料理を囲んでオホーツク二建会設立35周年記念事業を実施する、との工程です。
今日でマカオのガイドさんともお別れです。
フェリー乗り場へと向かうバスの中、「昨日注文したお土産をください」とガイドさんに告げたところ、なんと衝撃の一言が!
「あ!忘れてた!」
思わず耳を疑います。
「お土産はガイドさんから買ったほうが思い出になるかな」「どのお土産が喜ばれるかな」などとあれこれ考えて決断した昨日の時間は一体なんだったんだー
勧めてくる→購入を決断→忘れられる
ほんとに何なんだー
ガイドさんの手のひらで転がされ、なすすべのない私・・・
狐につままれるとは、まさにこういうことを言うのでしょうか・・・
「ごめんねー」
「い、いえ・・・」
この会話のみで、お土産の件は何事も無かったように終了です。
まあ、これもいい思い出ですね。
皆さんに笑ってもらえてよかったです。
お土産のことはさておき、ガイドさんの貴重なお話し、楽しかったです。
いろいろとありがとうございました。
これでマカオともお別れですが、改めて、【非日常】【超豪華】【凄すぎる】といった言葉がぴったりの街でした。
東洋と西洋、そして、過去と未来が交差する街、また、チャイナパワーをひしひしと感じることのできる街、マカオ。
この魅惑のスーパーシティに、いつの日かまた訪れてみたいです。
さよならマカオ!ありがとうマカオ!また会う日まで・・・
大きく揺られながら1時間ほど、ついに香港に到着!
マカオよりも圧倒的に大きくてリアル感に溢れる街並み、そして、連立する超高層ビル群に感動です。
バスに乗って、まずは昼食会場に向かいます。
昼食は、飲茶との事。
飲茶とは、お茶を飲みながら点心(餃子、シュウマイ、春巻き、饅頭などの中国式の軽食)をつまむ中国広東地方の習慣のことを言い、香港の人たちのお昼ご飯は大抵飲茶なのだそうです。
ちなみに、正式な中国料理は晩御飯にいただく習慣なのだとか。
中国4大料理のうち、香港は基本的には広東料理に属するそうですが、大きな街なので、他の北京料理、上海料理、四川料理のお店も多く存在するとの事でした。
香港中心地の景色を眺めているうちに、あっという間に昼食会場に到着です。
さあ、昼食の飲茶ですが・・・最高でした。
点心、いわゆる餃子、シュウマイ、春巻き、饅頭などはどれも絶品、特に一番最初に食べた海老シュウマイは日本では食べたことがないほどに海老が大きくプリプリで、最高の一品でした。
チャーハン、焼きそば、デザートなどの他のメニューもあっさりめで、とてもおいしかったです。
最高のお昼ご飯、ありがとうございます!
大満足の食事を終え、これから視察研修に向かいます。
日本の新国立競技場をデザインしたこと(後に費用の面などで白紙に)で有名なザハ・ハディドという建築家がデザインした、香港理工大学内にある建築物を視察します。
到着し建築物を目前にして、その大きさと奇抜さにびっくり!
どのようにして、このようなイメージを浮かべるのだろう・・・と感心しながら建物の中へ。
内部に入ってまた驚き!
外観から想像する以上に複雑、そして、不思議なデザイン。
このデザイン性はオシャレでかっこいいとは思うけど、学業優先の大学にとって果たして意味があるのか?と一瞬否定的になってしまったほどです。
ところが、聞いて納得、この建物にはデザイン系の学部が入っているとの事。
なるほど、ここの学生は、この世界的建築家の才能に触れながら、誰にも真似できない自分だけのイマジネーションを日々膨らませているのでしょう。
このような有名建築物が校内にあるということが大学のイメージや知名度の向上を生み、学生の収集等にある一定の効果をもたらしているのかも?など、いろいろと考えながら大学を後にしました。
自分の会社としても、周りをひきつけるインパクトという観点から見てもやはり、特化したPRポイントを有してゆく必要があると強く感じたところです。
世界的建築家の作品に触れ、いろいろと考えることができた大変すばらしい視察研修でありました。
さあこの後は、メインイベントである記念事業です。
ホテル到着後少し時間があったので、周りを散策したり、休憩したりと、皆さん思い思いに時間を使います。
私は少し仮眠をとることにしました。
ウトウトし、そして日が暮れ・・・
さあ、北京料理を囲む、オホーツク二建会設立35周年記念事業の始まりです。
はじめに、鴨下会長がご挨拶として、参加された皆様へ感謝の言葉を述べられたのち、この旅の意義やオホーツクの建設業のこれからなどについてお話しをされました。
この旅はただの遊びではないと今一度気持ちを引き締めるとともに、入会して丸3年、これまでのすばらしい経験と、皆さんとの思い出の数々が次々と脳裏に浮かびます。
また、OB会員である渡辺 勉様と宮田様は、ご挨拶にて、このオホーツク二建会に起きた様々な歴史について、一言、一言をかみ締めるようにお話しをしてくださいました。
お話しを聞きながら、OB会員の皆様が苦難の時代を乗り越えてきてくださったからこそ、今自分はこの会に存在できていると、今一度自分自身の心に刻みます。
OB会員の皆様、改めまして、本当にありがとうございました。
さて、食事は本格北京料理、お昼の飲茶に引けを取らないほどにすばらしかったです。
北京ダックをメインとするコース料理だったのですが、鮑の蒸し物、鱶鰭のスープ、などなど、どれもとてもおいしかったです。
お昼の飲茶がフランクな雰囲気だったことに対し、北京料理は何か厳かな空気感に満ち、大切なオホーツク二建会設立35周年記念事業をしっかりと演出してくれました。
記念事業を終え、このあとは香港の夜の街に繰り出します。
まずは皆さんでヴィクトリア・ハーバーに向かい、有名な香港島の夜景を眺めます。
シンフォニー・オブ・ライツというショータイムは時間的に終わってしまっていましたが、それでもさすがは世界三大夜景、息を呑む美しさにしばらく言葉を失います。
しばし夜景を楽しみ、次はお酒を飲みに出動です。
目的のお店までしばらく歩いたのですが、道中は物売りの方に頻繁に声をかけられました。
「ニセモノ、カッテッテ」と、正々堂々と偽物を勧められたことにびっくりです。
お店にやっと到着。
テラスを持つお店が連なる一大飲み屋街だったのですが、平日にも関わらず大盛況でした。(もちろん日本と同じで、週末はもっと込み合うそうです)
今思うと、この飲み屋街では欧米系の人を多く見かけたような気がします。
連なるお店から、落ち着けそうなところをチョイス。
地ビールやテキーラなどを楽しみながら皆さんでいろいろなお話をし、大切な親睦の夜になりました。
そして夜は更け、ホテルに帰る道すがら、すっかりこちらの食事を受け入れた私は、まるで国内にいるときのようにラーメンが食べたいという衝動に襲われます。
ホテルについてから坂本さんに相談すると、なんと連れて行ってくれるとの事!
ありがとうございます!
その後2人でおいしい海老ワンタンメンをいただきながら、いろいろとお話しをさせていただきました。
オホーツク二建会という組織を広く、そして深く考える坂本さんの姿勢に深く感銘を受けた次第です。
今思うと、それほどお腹は減っていなかったはず、きっと私に付き合い、経験の後押しをしてくださったのでしょう。
坂本さんとの写真、撮っておけばよかったー
坂本さん、改めましてありがとうございました!
そして、今回の旅のメインである4日目が終了です。
あと2日、明日は香港市内を回ります。