5日目。
今日は、お昼過ぎまで香港市内の有名観光地を回るツアーに参加し、夜に香港市内を疾走する屋根なしの2階建てバスに乗り、最後に夕食を食べて終了、という工程です。
今日も、相変わらずお天気と気温には恵まれませんでしたが、せっかくの機会、しっかりと香港の街をこの目に焼き付けたいと思います。
バスに乗って説明を受けると、今日は香港の名所を3箇所回るとの事。
まず、はじめに、香港で最も人気のあるスポット、香港の街を一望できるヴィクトリア・ピーク(香港島で一番高い山・標高552m)に向かいます。
道中ガイドさんが、香港で認可されたギャンブルは3つ、競馬、宝くじ、サッカー(くじ)で、カジノは無いと教えてくれました。
だから、香港の人たちはカジノをやりによくマカオへ行くそうで、二つある移動手段のうち、行きは安いけど時間のかかる船を、帰りは早いけど高いヘリコプターを利用するのだそうです。
もちろん、帰りのヘリはカジノで勝ったときのみとの事。
面白いですね。
ヴィクトリア・ピークの山頂に向けた山道を登っていると、山の中腹に恐ろしく薄べったい高層マンションが建っています。
聞くと、香港は台湾のような地震は起きないので大丈夫との事。
そしてなんと、香港は耐震のことよりも、むしろ風水のことを考えて建物を建てているのだとか。
すごいですね!
さあ、ヴィクトリア・ピークの山頂に到着です。
さすが香港島で一番高い山で最も有名なスポット、すばらしい香港の景色が眼下に広がります。
皆さんからも、「これはすごい!」「夜きたかったー!」など感嘆の声が聴かれます。
私もこの景色に感動!
お天気がよければもっとすばらしかったことでしょう。
ただ、香港は世界三大夜景の街。
お昼でもこれほどにすばらしい景色、絶対に夜景も見たいけど、今回はスケジュール的に厳しいか!?
いつの日か必ず・・・と心に決め、ヴィクトリア・ピークを下ります。
続いては、レパルス・ベイという海浜リゾートに向かいます。
風水を大切にする香港において風水的に特にすばらしい地域であり、香港ではヴィクトリア・ピークに次いで二番目に有名な観光地とのことです。
到着すると、良縁、子宝、金運などによいとされる多数のスポットと、きれいな浜辺がとても印象的でした。
お願い事をしながら像に触れるようにと教えられると、全員、早速行動に移します。
また、背の高いお魚の像の口に小銭を投げ入れ、3回以内に入れば金運UP!とのスポットでは皆さん大はしゃぎ!
私はぜんぜんだめだったのですが、うまくいった方もいたみたいです。うらやましい・・・
レパルス・ベイを後にし、さあ、お昼ご飯です。
今日は、海老ワンタンメンとチャーハンがメインとの事。
見晴らしのよいお店に到着、そして実食!
このお店もなかなかのお味。
全ての品を完食し、さらに余分に食べてしまった私。
この食べすぎが原因でこのあと大変なことになるとは露知らず、私たちは最後の観光スポットに向かいます。
最後は、黄大仙という香港最大の道教寺院です。
到着すると、まさに道教の本場といった赴きに大変驚きました。
年間300万人を超える参拝者が集まるらしく、大勢の人たちが本殿にひざまずいて一心不乱にお祈りをする光景は日本では決して見ることができず、圧巻でした。
さらにここは強力な開運スポットとの事であり、入り口の門にある2体の獅子像に触れたり、自分の干支の像の前で写真を撮ったりするなど、全員が自分の良運をお願いしました。
また、このお寺は、【占い寺】との別名があるほど占いが有名らしく、私はやらなかったのですが、皆さんはおみくじのようなもので自分のラッキーナンバーを確かめていました。
スピリチュアルな雰囲気に包まれながら、黄大仙を後にします。
超本格的な信仰現場を間近に体験でき、大変よい経験になりました。
これで本日のツアーは終了です。
ホテルに戻るバスの中、ガイドさんから「お土産はいかが?」との声が。
・・・ん?・・・これって・・・
・・・・
・・・・・!
よみがえる、忘れかけていた昨日の悪夢。
そうです。私はマカオで・・・
ガイドさんにお土産を忘れられているのです!!!!!
不安がよぎります。
しかし、今度はガイド精神溢れるステキな女性のガイドさんです。
さらに、全てメイドイン香港の品でお土産に最適、しかも問屋からの直送でお得というでは有りませんか!
条件はそろいました。
真剣に悩んだ挙句、崖から飛び込む思いで、いざ、購入に踏み切ることにしました。
注文を終えると、ガイドさんから、品物は今晩のうちにお部屋に届くから・・・とやさしい一言が。
ほんとに大丈夫か・・・
そしてまもなくホテルに到着、後は夜のバスツアー、そして食事会です。
夜まで時間があったので、散策や買い物など皆さん思い思いに行動する中、私は部屋で少し休むことにしたのですが、ベッドに横たわって何かお腹が苦しいことに気付きます。
「やばい・・・海老ワンタンメン食べ過ぎた・・・」
ベッドで苦しみながら夜を迎えると、部屋をノックする音が・・・
なんと、しっかりとお土産が到着!!!
よかったー
香港のガイドさん、本当にありがとう!
そして、夜のバスツアーの時間に。
私の消化不良は続きます。
ツアーの参加を断ろうと思ったのですが、申し訳なく、また、せっかくの機会なので参加することにしました。
屋根のない二階建てバスに皆さんで乗り込み、夜の香港を疾走!
とても寒かったですが、まさに夜の香港の雰囲気を味わうことができ、すばらしかったです。
迫力のナイトバスツアーを終え、香港最後の晩餐へ!
といきたかったのですが、お腹の調子が思わしくなく、遠慮させてもらうことにしました。
最後の夜なのに、皆さんごめんなさい。
部屋に戻り、旅の思い出をあれこれと振り返りながら、体力回復のため早めに就寝。
いよいよ明日は最終日。
一気に北海道へ戻ります。