今まで旭川建設業協会二世会様にお世話になってばかりの4地区合同例会でしたが、本年より各地区持ち回りでの開催となり、他地区開催での第一弾としてオホーツクが主管となりました。当会主管でのこのような例会は平成27年の全道会員大会以来となり、近年新規の若い会員が入会されているオホーツク二建会にとって、「研鑽・親睦」を深める意味で新鮮な取組みとなりました。
令和始めの年、7月16日に網走セントラルホテルにて無事に開催を行う事が出来、大変お忙しい時期にも関わらずご出席いただいた50名を超える空知・旭川・宗谷・オホーツクの会員の皆様に御礼を申し上げます。
本例会は当会会長である中村によるご出席者への御挨拶と会の趣旨に始まりました。昨今この国のすべての業種において「働き方改革」が大きな目標として掲げられ、我々建設業においてもそれを達成する為の組織・風土づくりが課題になっています。会員同士がお互いを見習い、良い前例を各企業が取り入れることで(きつい・汚い・危険から成る)従前の3Kから「給与・休暇・希望」の新3Kへとイメージ改革を行うことで、「建設業=働きたい産業」へと変わっていければと考えました。
本例会のメインとなる講演会では、この課題にいち早く取組まれ、将来の担い手への魅力発信・職員の定着を達成されている岐阜県の三承工業株式会社様より講師をお二方お迎えし貴重なお話を賜りました。代表取締役であられる西岡様からは、取組み以前の課題となった閉鎖的な風土かつ部門間での責任の所在などのお話を頂きました。社内の風通しを良くするために実際に部門の間を隔てる(物質的な)「壁」をハンマーで破壊されたという衝撃のエピソード、ドラマの中だけの話かと思っていました。「トップダウンだけでは達成されない」とお話されていたダイバーシティ室 室長の寺田様からは、レクリエーションやCSRを通じて職員同士がお互いを良く知り、全社的に「仕事の仕方」を改革する風土づくりの重要性を学ばせていただきました。
その後の懇親会では、講演の内容を踏まえ会員同士が意見を交わし、各地区の新入会員の紹介など、盛会に終了することが出来ました。