先日、稚内市にて宗谷建設青年会主管第31回北海道建青会全道会員大会が開催されました。
昨年の大会を私どもオホーツク二建会が主管したこと、また、地区がお隣である宗谷建設青年会の皆様とは毎年交流をもたせていただいていることもあり、今大会には大変興味を持って参加させていただいたのですが、就労者不足という危機が刻一刻と迫る今日の建設業において、このことに警鐘を鳴らすべく、(建設業を)新しくすること、進めることの2つを意味する『進化』をテーマに開催された今大会は、建設業のこれからを考える機会となる大変にすばらしい大会でありました。
記念事業のパネルディスカッションにおいては、宗谷建設青年会様が建設業のPR活動として行った、学生、保護者、先生を対象とする意識アンケート調査、学生への出前講座、保護者、先生への座談会の内容について詳細にご説明をいただきました。
闊達な議論を聞き、学生(若者)と建設業とに距離が生まれるメカニズムを理解すると共に、解決に向けた第一歩としてまずは知ってもらうこと、そして、そのための取り組みを地道に継続してゆくことが如何に大切であるかということを改めて認識することができました。
また、
①アンケート調査により現状を把握する
②現状打破を機軸とする出前講座や座談会により建設業をPRする
③出前講座や座談会の効果について再アンケート調査により検証する
④検証結果を機軸に(このパネルディスカッションなど)今後の取り組みを考える
・・・との、PDCAならぬCAPDサイクルがしっかりとなされている点がすばらしいと感じ、物事の進め方という意味においてもとても勉強になりました。
このパネルディスカッションを通じ、若者の建設業離れを痛感するとともに、建設業の現状がまさに今、PR活動はもちろんのこと、その他の多様な取り組みを全道、全国レベルにおいて推し進めてゆく必要性に迫られる段階にあることを強く認識することができ、とても良かったと思っています。
懇親会においては、普段なかなかお会いできない来客の皆様、全道各地区の会員の皆様との懇親をおおいに深めることができました。
いただいたお料理は、稚内で名のあるお蕎麦をはじめ、お肉、魚介、スイーツなど、どれを取ってもとてもおいしく、歌手の伊藤多喜雄さんと踊り手さんがパフォーマンスする南中ソーラン節は、後に始まる懇親の夜を存分に盛り上げてくれました。
大変なご準備により、学び、ふれあい、そして最北の地のすばらしさを提供してくださった宗谷建設青年会の皆様に心より感謝を申し上げます。
建設業のこれからは必ず明るくなければいけません。
そして、建設業のこれからは紛れもなく私たち若い世代にゆだねられています。
全道会員大会は、その若い世代の意識、思いを結束する場として極めて大きな意義を持ち、この意義をしっかりと心に持って開催され続けてゆくことがきっと重要になるのでしょう。
建設業のこれからは私たち若い世代のこれからそのものであることに改めて思いを強くしたところです。
皆様、共に力を合わせ建設業のこれからを盛り上げてゆきましょう!
記念式典、記念事業が行われるステージ。
斎藤 敬介 北海道建青会、宗谷建設青年会 会長
による記念式典主催者挨拶の模様です。
北海道大学大学院工学研究院 准教授 岸 邦宏 様
による記念事業基調講演の模様です。
地域のあり方について、交通工学の専門家としての見地から
「人々が住み続けられる基幹産業を!」との結論を導き出して
くださいました。
ノンフィクションライター、編集者 北室 かず子 様
による記念事業基調講演の模様です。
女性ならではの目線にて、北海道の開発を担ってきた
建設業の偉人たちをご紹介いただきました。
記念事業パネルディスカッションの模様です。
パネリストは、基調講演をいただいた北室 かず子 様
北海道校長会道北支部宗谷ブロック長 北海道稚内高等学校 校長
若林 利行 様
北海道建青会、宗谷建設青年会 会長 斎藤 敬介 様
のお三方で、
㈱北海道建設新聞社 代表取締役社長 荒木 正芳 様
がコーディネートされました。
若者の建設業離れをテーマとする、母親、先生、建設業者
それぞれの目線よる議論がとても興味を引きました。
懇親会のオープニングを飾る和太鼓。
ものすごい迫力。
おいしいお料理の数々。
食べすぎました・・・
歌手の伊藤多喜雄さん、踊り手さんによる南中ソーラン節!
最北の地、宗谷の風を存分に感じさせてくれました。